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コラム49 私の宝物 〜その2:東京書籍 高等学校「新訂生物」〜 2012.11.23

「私の人格形成に大きな影響を及ぼした宝物」をご紹介する第2週、今回は東京書籍版「高等学校用 新訂生物教科書」です。

久留米大学附設中学・高校の6年間一環教育の中で、最も時間をかけて勉強したのは、前半4年間は「数学」、残り2年間は圧倒的に「生物」です。
その「生物」は、大学受験前のK塾全国統一模試で全国1桁の順位を獲得したほど、のめり込み、よく勉強しました。
そのきっかけは、生物の古賀先生と、この「高等学校生物教科書」です。
表紙がグリーンで、中に山ほど書き込みやラインマーカーの後が残っている、使い古した教科書は、今でも、私の小さな書棚の特等席を占拠しています。

では、何でそんなに生物にのめり込んだのか?
40年も前の記憶を辿りながら、いくつか考えられる仮説を拾ってみると、

1.古賀先生の授業構成は、普段の先生の風貌・雰囲気とはまるで違って、極めて緻密に計算された、論理的・合理的なものであった事(影の声有り:「こういう事は、後から気がつくんだよなあ!!」)
2.特に圧巻だったのは、教科書最後の部分の「第13章 遺伝と変異」「第14章 生物の進化」「第15章 生物の系統と分類」の章。「それまでの246ページは、それこそ、この3つのまとめの章のための前奏だったんだ!!」と気付いた時の感激。
3.古賀先生が夏休みの指定図書に選定された「ブルーバックス(懐かしい)ワトソン・クリックとDNA二重らせん構造」を読み終えた際の、「セントラルドグマ」に接した衝撃。
4.そして、この「高等学校用 新訂生物教科書」の286ページ「生物の進化」の章に記載されている、もう1つの「セントラルドグマ」、即ち、「個体発生は系統発生を繰り返す」(E.H.ハッケル)という身も震える記述。
そうなんです。私達は、受精卵の時から「系統発生(いわゆる進化)の過程を経て、一人前の人間になる」という壮大でシンプルで極めて合理的な記述。


特に私は、上記4.の「個体発生は系統発生を繰り返す」というシンプルな真理を有する「生物」に、身も心も捧げてしまったのだと思います。 生物学ばんざい!!!
<今回も、あまりにプライベートな事なので「英文は無し」です。>



2012年11月

代表取締役社長 清水 明

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