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コラム52 オランダモデル 〜その1:トータルフットボール〜 2013.1.11

謹賀新年。

本年2013年も微力ではございますが、プロフェッショナルな栄養系種苗会社として、日本の花き産業に貢献すべく努力していく所存ですので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
社内的には、本年は「後工程はお客様」意識の再徹底を図り、日常行動や業務オペレーションと結びつけて行く年、にいたします。


さて、このコラムもいよいよ本題に入ってきました(これまでの長い前フリにお付き合いいただきました読者の皆さまに深く感謝します)。
オランダモデルです。
即ち、如何にオランダが合理的な国家であるか、如何にしてその合理的精神を花き産業の発展に活かしているのか?皆さんと一緒に検証していきたいと思います。
まず、今回はその第1回「トータル・フットボール」です。


「トータル・フットボール」は、いろんな解釈が可能ですが、私が最も気に入っている解釈は「人もボールも動くサッカー」です。
そして、その「トータル・フットボール」の先駆者が、ナショナルチームでいえばオランダ代表、クラブチームでいえばアヤックス・アムステルダム、そして、プレーヤーでいえばヨハン・クライフです。
いずれも1970年代に、まるで「オランダ黄金の17世紀」同様に、“突如として彗星の如く”まさに“青天の霹靂”のように、フィールドに現れたのでした。
当時のサッカー界は、ペレやトスタン、ジャイルジーニョ、カルロス・アルベルトを擁したブラジル代表が「4:2:4の最高峰」としての輝きを、1970年メキシコワールドカップで放って以来の「質的低迷」に悩んでいました。
勿論、ベッケンバウアーやゲルト・ミューラー、ギュンター・ネッツアー(私は個人的にこのネッツアーが史上最高のプレーヤーだと今でも信じています。そして、オランダ近郊の小さな町メンヘングランドバッハの名前を聞くたびに想いを馳せるのが常ですが。)らのドイツ代表選手が、その「質的低迷」を補うべく獅子奮迅の努力を見せていたのですが、限界がありました。


そこへ突然の「トータル・フットボール」の出現です。
それまで、“私は攻める人、貴方は守る人”という意識のもと、せいぜい“ワンツー壁パス”ぐらいしか攻め手がなかったサッカー界に、「3人目のメンバーが早く動き出しを行なって前線を追い越していく動き」を取り入れて守備を崩して得点を重ねるという、まさに、「サッカー界の活性化」「コペルニクス的転換」を図ったのでした。


そして、注目すべきは、この「活性化」が、“如何にしたら効率的に点を取れるか?”“どんな動きを連動させたら最も簡単に得点できる確率が増すか?”というオランダ的合理的発想と検討から生まれていて、さらに、その実現のためのアクションプラン、即ち、「圧倒的な体力と走力をつける」事まで世界に提示していたのです。
そして、その「圧倒的な体力と走力」を身につけた、ヨハン・クライフを始めとするオレンジ軍団は、まさに神出鬼没、フィールドのいたる所で「トータル・フットボール」を実現したのでした。


いかにも合理的、オランダ的だと思いませんか?
そうなんです。
「合理的発想→確率論と投資採算計算→GO!の判断→実行のための行動計画(アクションプラン)の明示→確固たる実行と微調整」、これこそが、小国オランダが世界で活躍していくための成功の鍵、なのです。
このオランダ人気質こそが、皆さんご存知のとおり、鰊の塩漬けを「商品化」して貿易黒字を達成して、「加工貿易による貿易立国」を実現させて、「黄金のオランダ17世紀」の原動力となったのでした。


さて、「トータル・フットボール」です。
その系譜は、1982年スペインワールドカップでのフランス代表・黄金の中盤(ティガナ+ジレス+プラティニ)に引き継がれ、そして最近のシステムの要のポジション「ボランチ」の定着まで進化してきています。
40年前には、「守備的ミッドフィルダー(ボランチ)がゲームをコントロールする」など予想もしなかった訳ですが、その思い込みを「打破」していったのは、オランダの合理主義だったのです。


すみません、サッカーの話になると「長文化」するのは私の悪い癖です。
次回は、オランダモデルの第2回です。



2013年1月

代表取締役社長 清水 明

Dear customers;


Happy New Year 2013!

I will all the best to you and your family in 2013.


I promise you that as one of professional player in “vegetative flower breeding / distributing business industry” we shall do our best to make service.
And also internally I shall try to reinforce to penetrate such working-mind of “Nest process is your customer” in any process and operation in our daily business activities.


Now, we are entering the major issue of this column, that is, “Dutch model”.
I have intention to examine together with you on the themes (1) how rational country the NL is, and (2) how the NL has been utilizing such “rational” way in this floriculture industry. Then the 1st sub-title is “Total football.”


As you know, there are already many interruption / translation of the “Total football”, and my most favorite interruption is “football playing style in which player and ball shall move quite smoothly.”
And I believe that the pioneers of such football playing style were

1.

The national team of the NL

2.

Ajax Amsterdam as football club

3.

Mr. Johan Cruijff as football player.

All of those pioneers appeared in the football field around 1970’s all of sudden like the country of the NL in the 17th centuries.
Until that moment, in the football playing system, there existed a kind of “gentlemen’s agreement” in which there was differentiated play style between offensive players and defensive ones remarkably.
Moreover, there was almost only one tactics to attack, that was, “one-two wall path”.
However, those evolutional organization above refereed in 1.2. and 3., implemented new play style in which the 3rd player begins to move prior to the ball movement and exceed the front line / gain line from the behind.
This new play style enabled those organizations to get the goal in much rational approach, and this was regarded as “re-activation football world” and “turning around like Copernicus.”


And I think we have to pay attention towards the fact that

(1)

This new playing style came from quite rational analysis and study on how to get the goal in more rational way, and

(2)

These organizations appealed such new playing style together with the action plan of obtaining running ability and physical power in order to realize in the field

I believe this is quite rational and typical Dutch way.



With Best Regards,

Akira Shimizu

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