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育種のトビラ
第3回:これでいいのだ〜♪

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人気雑誌『PLANTED』(以下プランテッド)とこのコラボ企画は、雑誌の発売日より少しだけ早く、今年の1月からスタートしていました。2007年末に行われたトークショーや関心空間で集められた読者のアイディアをもとにして、いくつかの植物種が選定されていたのです。これらについては既に弊社植物開発研究所の温室に育種材料が集められ、それぞれ育苗中であったり交配中だったりしています。プランテッドの次号が出るまでの間に、それらを1つずつ紹介していくことにしましょう。ただし具体的な植物種名はまだ内緒です。(2008年6月)

◆第2のコンセプトは・・・

先月お知らせした通り、1つ目のコンセプトには『香り』にこだわった植物を選んだ。今月は2つ目のコンセプトについて紹介したい。

まずはお決まりのキーワード探しから。プランテッドの読者を意識した育種ということだと、やはり身近に置いておきたくなる植物というテーマは外せない。都市生活者に限らず、『身近に』というキーワードは育種家の普遍のテーマでもある。実際、関心空間での事前アンケートでも、『職場の机のような過酷な環境にも置いておけるような』とか、『丈夫でキレイでお部屋に飾りたくなるような』とか、『あまり陽のあたらない台所で育てられて』とかいった要望が寄せられていた。日本の住環境を考えると、園芸植物の消費を伸ばすにはインドアプランツを積極的に開発しなければならない業界事情もある。


そう、第2のコンセプトは、ずばり『インドアプランツ』なのだ。
取材の様子写真

4〜5月は母の日関連で取材を受ける
ことが多かった。
テレビ取材でポットカーネーション
「スカーレット」を説明中

◆インドアプランツに求められる条件

インドアプランツに求められる条件はなんだろう。まずは、室内の苛酷な環境に耐えられるってこと。これが最低条件だ。いくら部屋の中で電気をつけていたって、お天道様の光と比べたら植物にとっては暗すぎる。屋外の日陰と比べたって部屋の照明はずっと暗いのだ。こんな環境で育つ植物は相当忍耐強いか、逆に暗いところの方が好きな植物ってことになる。そして水やりを忘れたってちょっとやそっとでは枯れないってことも重要な条件だ。さらに、あんまり早く育ち過ぎるのも困りもの。

だから今回の植物種の選定にはそんなに悩むことはなかった。消去法で考えていくとおのずと植物種が絞られてしまうからだ。きっともう想像がついてしまった方もいるんじゃないかな。でも、答えはプランテッド本誌での報告を待って欲しい。
オフィスの風景写真

南向きのオフィスで
昼間電気を点けていても、
屋外と比べたら格段に暗い。

◆秘密の開発コード名は・・・

最後になってしまったけれど、お決まりの秘密のコード名を大発表!
今回はインドアプランツだけに迷わず、『これでいいんどあ♪』に決定!


これで〜いいんどあ〜♪ これで〜いいんどあ〜♪ どんどん交配、さあ交配♪ 
ぜ〜った〜い、いける♪ (でも) ま〜だ、悶々♪


天才バカボンの替え歌を口ずさみながら交配して採った種子は、5月15日に播かれたばかり。正直この中から凄い個体が得られるかは不安いっぱいなんだけど、タネまきをすると不思議とうまくいきそうな気分になってしまうのだ。さあ、早く芽を出してくれ。
種播き写真

種子を播いたところ

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