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育種のトビラ
第6回:すばらしいアイディアの数々!

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今回の 育種のトビラ は、関心空間の『プランテッドのオリジナル植物を作ろう!プロジェクト』コーナーに8月18日までに寄せられたユーザー様からのコメント特集です。
『作りたいのはどんな品種?』の問いに、こんなにもたくさんのアイディアが集まりました!
「みなさん、本当に植物が好きなんだなぁ。」と、スタッフ一同感心しながらとても興味深く読ませていただきました。
書き込みをしていただいた皆さま、本当にありがとうございました。(2008年8月)

◆こんなに凄いアイディア(idea)が集まるとは・・・

関心空間のサイト上でアイディアを募集し始めてから、みなさんから寄せられるコメントを読むという楽しみが増えた。私が驚いたのは、関心空間ユーザーの育種に関するコメントやアイディアのレベルがとても高いってこと。それから、その発想力の豊かさ。出てくる出てくる。プロもビックリの凄いアイディアの数々。正直、ここまでのアイディアが集まるとは想像できなかった。良いアイディアを生む前提条件は、関心の高さにあるってことを改めて実感させられた感じだ。さすがは関心空間ユーザー。こういう企画を関心空間でやってみた甲斐は十分あったと思う。

さて、コメントを分析してみると、こんな傾向が見えてきた。


★圧倒的に20-30代の女性が多いこと♪ (なんと約65%!) 
10代の頃は女性よりも花の方に関心があった私でも、今は素直に嬉しい・・・。

★視点が非常に多岐に及んでいること♪
『香り』、『食べる』、『色』や『形』などから、『日陰に置ける』とか、『病気に強い』といった植物の育種で普通に求められる要素に留まらず、植物だからこそできるエコロジーや癒しの視点まで幅広い。

★個性的で楽しい方が多いこと♪
その発想力に、思わず私がライバル視してしまった方が何人いたことか。


お客様構成比図

アイディアカテゴリー図


私が個人的に一番グッときたのは、おかぴさんの『骨子植物』と『骨太植物』のコンセプト。骨の無い植物に、動物の『骨』という言葉を持ってきたあたりが上手くて憎い限り。私が下手に解説するより、ぜひおかぴさんの原文を読んでみて欲しい。 おかぴさんのコメントはこちら>>


おかぴさん
すばらしい骨太のコンセプト提案をありがとうございました。
私はこのプロジェクトを成功させるために、粉骨砕身取り組みます。手を抜くなんて具の骨頂。骨抜きの計画で済まそうなど、これっぽっちも思っていません。だって骨折り損のくたびれ儲けで終わるのは嫌ですから。(笑)

他にも、私が思わず膝を叩いたり、ニヤッとしたり、口をポッカリ開けてしまったり、参りましたと頭を下げたりしたアイディアが満載だ。どのアイディアも、想いのいっぱい詰まった素敵なものばかり。ついついこんな替え歌が口をついて出てしまった。

すばらしい I・D・E・A 〜♪
I・D・E・A 〜♪
憂鬱など 吹き飛ばして みんな元気出せ〜よ♪
I! (アイッ!)
D! (ディーッ!)
E! (イーッ!)
A! (エーッ!)

まあともかく、これらも参考にして、要望の多かった 『香り』 と 『室内で育てられる』 にこだわった育種から始めることにしたというわけだ。



【食べる】

卓上アスパラガス。
とって食べてよし。
育てて葉っぱを楽しむもよし。
伸びても卓上に収まるくらいのミニサイズで

By ワラビさん


【香り】

芳香のある観葉植物が欲しいです。
部屋中、良い香りに包まれるような。
花だと一時期だけの楽しみなので、
一年中匂いのする観葉植物が欲しいです。

By スピカさん


【色】

幸せ満開の花々!!
ピンクの花、オレンジの花、四葉のクローバー、鮮やかな黄緑色のはっぱ、赤の花、黄色の花・・・ 見ているだけで幸せになれる魔法の花たちが1つになっていたらいいなぁ。

By きなここあ☆さん


【ヒューマニティ】

あんまりかまってあげられなくても明日咲くわよとか 一週間後が美味しいよ葉は炒めるといいわとかいってくれると大事な時間を共有できそう長い付き合いになると 最近疲れてる?
元気出して!と 家族のような関係になれそう

By 歌うきのこさん


【おもしろ】
走る花。昨日は庭の真ん中で見かけたと思ったが、今朝は勝手口付近に移動。 夜の間に移動しているらしい。 運がいいと走っている姿が見られる。 走る姿を見た人には幸福が訪れるらしい。 ・・・楽しくないですか。

By ronjaさん


【エコ】
日中光を集光し、夜間発行する植物はいいね・・太陽に伸びていく触手がある植物で太陽光を吸収して成長する植物。太陽光を蓄積できるエコ植物なんてあってもいいのでは・・・(略)

By 熊五郎蛇須さん

◆名付け親にもなって欲しいな

みなさんのアイディアは他の育種家にとっても良い刺激になるのは間違いないし、きっと未来の育種家にとってもだ。もちろん私だって次から次へと新しい育種に挑戦してみたくなってしまう。だって正直なところ、育種の仕事は結構孤独なものだし、こういう応援団のような存在を感じながら仕事をするのは、じつは私にとっても初めての経験なのだ。そのためにも早く成果を出したいところ・・・。

ここで私からひとつ提案が。
育種中の『香りのエリシマム』や『ベルタイプのカランコエ』で良い品種が生まれてきた時には、その名前も同じように募集できたら楽しいんじゃないかな。品種に名前をつけるのは簡単そうで、やってみるととっても難しい。責任も重いしね。でも、イメージにぴったり合う名前を付けられた時には、これがまた凄い達成感なんだから。
例えば、現在販売中のネメシアに『インプレシア®』って名前を思いついた時には、我ながら「これだっ! これしかないっ!」って人知れずガッツポーズしたぐらいだから。(インプレシア=印象派の絵画のように、人々にインプレッションを与える商品になってほしいという想いと、植物名のネメシアをかけあわせてつくった造語)ネーミングは、育種家にとっても最後の最後の仕上げ段階。これがピッタリ行くと行かないでは大違い。だからこそ、みなさんのお知恵をぜひ拝借してみたいし、この喜びをみなさんにも味わっていただきたいと思う。

ブリーディングのお次は、ネーミングゥ〜♪

ぜひとも来年早々には、とびっきりのグゥ〜ッドネームを募集できる展開に進ませてみせるぞ!

 

カリフォルニアでの圃場調査写真
8月上旬、カリフォルニアでの圃場調査

 

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