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育種のトビラ
第8回:第4のターゲットは?

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今回の 育種のトビラ は、4つ目のターゲットについてご紹介することにしましょう。(2008年10月)

◆第4のコンセプトは・・・

これまでに第1のコンセプトは 『香り』で、エリシマム。第2のコンセプトは 『インドアプランツ』で、カランコエだと報告してきた。そして第3のコンセプトは 『見て良し、食べて良し』で、秘密のコード名が『ルックッキング』。具体的な植物名はまだ内緒という状況だ。


さて、10月10日に12月下旬発売のプランテッド#9の取材があった。前回の取材が6月3日だったから、丸4ヶ月ぶり。もちろんルーカスさんはじめ取材スタッフの興味は、育種が順調に進んでいるかどうかってこと。それについては自分自身の目で判断してもらいたかったので、早速温室を案内した。でも残念ながら、この日の内容についてはプランテッド#9が発売されるまではお伝えできない。ぜひあと約1ヶ月半の間、楽しみに待っていて欲しい。
取材に来たルーカスさん達の写真

取材に来たルーカスさん達。
カランコエの育ち具合をチェック。

◆ある程度は自分勝手も必要だ

これまで紹介してきた3つのコンセプトは、すべてプランテッド読者や関心空間ユーザーから寄せられたアイディアをもとにして、私が植物種を選定したもの。言い換えればオーダーメードの育種だってことになる。もちろんお客様のご要望に応えるのはプロとして嬉しいことだ。その一方で、開発者個人の夢やロマンを託すテーマも必要だと思う。常に本気で発想を広げる努力をしていないと、年齢や立場の上昇とともにどんどん常識に縛られるようになってしまうからだ。だから第4のターゲットには、単純に私が今一番育種してみたい植物を選んだのだ。もちろん交配は春に実施済。


まず先に用途から紹介すると、切花ということになる。私の得意分野は苗物や鉢物で、切花の育種経験はほとんど無い。挑戦しがいを求めたら自然とこういう結論に達したというわけだ。

 

ガーベラ・フルーツケーキ写真

当社オリジナルの切花品種
ガーベラ・フルーツケーキ

◆秘密の開発コード名は・・・

それではお待ちかね、秘密の開発コード名を大発表!
ターゲットは私が今まで育種をしたいと思っていたけれど、どうしても手を出せなかった植物。

なぜって私にとって特別な花の1つだから。言ってみれば、私のロマンってところかな。吉幾三風に言ってみると・・・

おらんロマン。

祝 日本人4名ノーベル賞受賞! にあやかろうとする訳ではないけど、1915年にノーベル文学賞を受賞した偉大な作家の名前をもじらせて頂いた。だから、第4のコンセプトの秘密の開発コード名は、『おらんロマン』に大決定!

もちろんこのコード名が、ロマンの戦士と呼ばれるロマン・ロランの駄洒落であるのは言うまでも無い。


ロマンの育種家・・・。
ロマンの品種・・・。

う〜ん、良い響きだ。
憧れちゃうな。

そうだっ、良い品種名を思いついたぞ!
その名は・・・
ジャーン。
『クリストフ』

 

 

上海交通大学写真

上海交通大学での育種指導。
10月上旬。

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