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育種のトビラ
第13回:バラの播種

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今回の 育種のトビラ では、4つのターゲットの現状についてご報告致します。(2009年2月)

◆おらんロマン ⇒ バラ

私は植物全般に広く興味があるので、特別思い入れの深い植物というものはない。でも強いてあげると2つ。アサガオとバラだ。アサガオは私を植物の世界に導いてくれたから。そしてバラは大学での研究テーマでお付き合いしたからだ。今ではもうアサガオは特別な存在ではなくなってしまったが、バラの方はそれ以来ずっと気になる存在であり続けている。でも実際には、世のバラ好きと比べたら、栽培に関してはまだ足元にも及ばないレベルなんだけれど。

 

さて、タネまきの話だ。去年交配して得られた種子はわずか221粒。1000粒は採りたいところだったのだが、結実しない組合せが多く、たったこれだけしか採れなかった。初めて交配する組合せだと、こういうトラブルは良く起こる。タネが採り難い植物では、採種し易い交配組合せを効率的に見つけるのも育種家の重要な仕事。直感に頼るのは、あくまで最後の手段だ。

 

播種日は1月23日。
バラのタネだけに、もちろんバラまきにした。

バラの写真

子葉の色にも個体差がある

◆ルックッキング ⇒ ? (まだ内緒)

12月に種子を採ったままの状態だ。すぐに播かないのは、少々寒さが苦手な植物だからだ。3月に入ったらすぐに播種する予定。

◆どげんかscentいかん ⇒ エリシマム

馴化に成功した1株はその後も順調に生育しており、小さい花芽も確認できるようになった。外観は♀親に近い。

エリシマムの写真

元気に育ち始めた

◆これでいいんどあ♪ ⇒ カランコエ

2月中旬になり、一気に花が咲き始めた。開花の遅い株は生産コストが余計にかかるため、品種にするわけにはいかない。だから一次選抜(オーディション)は前半に咲いた株の中から行うことになる。そしていよいよ3月上旬には、選抜された有望個体が発表される運びとなるわけだ。
もちろん候補者はすでにだいたい絞り込んであるのだが、まだ最終決定には至っていない。
さて、どの株を選ぼうか・・・。
じつはアンケートページに載せられる数は、あらかじめ8株と決まっているのだ。この制約もあるから、余計に悩ましい。

 

★このアンケート企画の詳細につきましては、PLANTEDのオリジナル植物を作ろう!プロジェクト

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