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育種のトビラ
第23回:新年に向けて

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今回の 育種のトビラ では、それぞれの育種ターゲットの現状についてご報告いたします。

早いもので2009年ももう終わりに近づいてしまった。今年も山あり谷あり、あっという間の1年だった。そんな中でもこの育種のトビラは、まあ順調に進んだ方なんじゃないかな。だって去年の今頃はまだこんな状況だったんだから。 (2009年12月25日)

◆これでいいんどあ♪:カランコエ

早くも蕾を膨らませ始めている株がある。時期的には去年より早いし、早く蕾を着ける株の数も明らかに増えている。これはとても良い傾向だ。なぜなら鉢物として生産期間(穂を挿してから出荷までの期間)を短くできるから。花の品種改良といえども、見た目の美しさだけでなく生産コストを下げることも重要な育種目標なのだ。

 

カランコエの写真

蕾が上がり始めたカランコエ

◆ルックッキング:オクラ

オクラとトロロアオイの雑種から種子を採った段階で、来春までひと休み。オクラの栽培には高温が必要であるため。

◆ルックッキング2:まだ内緒

両親と同時に播いた雑種は10.5cmポットでスクスク育っている。まだ小さな苗だが、もう既に個性が表れてきている。今のところ形態的には両親の中間といった感じ。

◆どげんかscentいかん:エリシマム

去年花を確認できなかった株がもうじき開花するところ。でも、どうみても♀親そっくりで、雑種である可能性は望み薄。

◆おらんロマン:スプレーローズ

バラが苦手な真夏から秋にかけての生育具合と秋の花を確認したところ、有望なものは簡単に1個体にまで絞り込まれてしまった。まあ、たった221粒しか播いていないんだし、確率的には1個体残っただけでも儲けもの。なお、この株については、浜名湖畔にある弊社の花き商品開発センターで試作を始める予定だ。

スプレーローズの写真

花き商品開発センターのバラ試作温室

◆毎日新聞社「本の時間」1月号

いとうせいこうさんとの植物対談の一部が、「本の時間」1月号にも引き続き掲載されている。

 

今回はいよいよ育種の話に突入。徳川将軍からウイルスまで、聞いてびっくりの面白話が満載だ。

「本の時間」毎日新聞社の表紙

「本の時間」毎日新聞社

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