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育種のトビラ
第26回:「パパの楽ちん菜園」発売!

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今回の 育種のトビラ では、カランコエと弊社初の園芸本出版についてご報告いたします。(2010年4月2日)

◆これでいいんどあ♪:カランコエ
3月上旬までで選抜終了。一緒の温室に入れていた別の植物の栽培適温に合せなければならなかったため、選抜の時期は遅くなってしまったが、実際の開花習性は確実に早まっている。また、全体的に背が低く分枝の多い個体も増えてきた。残念ながら、花色については黄色から濃いオレンジという色幅から変化はなかったが、それぞれの花色で良い草姿の個体を選抜できた。今回ひょっとしたら選抜できるんじゃないかと期待していた赤は、しょうしょう期待はずれ。まだまだ濃いオレンジから抜け出せない。でも、次世代こそは、と期待できそうな雰囲気にはなってきているのだ。プラプラぶら下がるベル型の花型も、各色で良い感じに改良されてきている。

今回の選抜の総括としては、平均点は一気に上がったが、最高得点者の点数は伸び悩んだ、といったところだ。
選抜した株の写真 選抜した株の写真 選抜した株の写真
◆祝・新生ジャパンアグリバイオ誕生!&園芸本発売!

パパの楽ちん菜園

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4/1に発足した新会社の船出を祝うかのように、わたくし初の執筆による園芸本が3/30に講談社から出版された。個人的には、育種のトビラ本という位置付けだ。

史上空前の家庭菜園ブームに便乗したわけではないのだが、内容は花ではなくって、誰でも楽に楽しく育てられる野菜の育て方。

突然どうして家庭菜園の本を?

この疑問への答えは単純。まずは野菜栽培に興味を持ち、初めて植物を育てるような方々に成功体験を味わってもらうことがとても重要だから。花の種苗会社としては、その後でそういう方々に花の栽培にも興味をもっていただこうという作戦(?)なのだ。もちろん、花の専門家である私が書く以上、普通の家庭菜園本と似た内容になってしまったら意味がない。花のプロ、育種のプロならではの楽しみ方、裏技をふんだんに盛り込んだ斬新な本を作れたと思う。

『花ぐらし』 ⇒ 『プランテッド』 ⇒ 『育種のトビラ』 と連載を続けてきたことが、この本の実現に繋がったという実感がある。情報発信も育種と同じで、タネを播き続けること。きっとこれに勝る方法はないのだ。
本を書くことと育種することはとてもよく似ている。これは私の持論。だから他の育種家にももっと情報発信して欲しい。そうすることが、日本で園芸に興味を持つ人を増やす近道だと思うから。

デビュー作にしてここまで充実した内容の本にできたのは、常に読者目線がモットーの講談社エディトリアルの加藤さんと、こだわりの雑誌作りに心血を注いできた東京図鑑の畑山さんのお陰。本を作った経験が全くない私の妄想を、こうして一冊の個性的かつ実用的な本として形に仕上げられたのは、お2人の経験と情熱の賜物だとしか言いようがありません 。この場を借りて御礼申し上げます。

「普通の本の3倍手間がかかった。」 加藤さんのこの一言がすべてを表している気がします。

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