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育種のトビラ
第40回:バジルの選抜開始

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今回の 育種のトビラ では、バジルの選抜についてご報告いたします。(2011年6月24日)

 

◆ルックッキング2(バジル)

 先月ついにルックッキング2の正体がバジルだと発表したわけだが、なぜバジルを選んだかということについて補足しておきたい。


 まず第一に、家庭で簡単に栽培できて、そのまま手軽に生食できるということ。

 何と言っても、育てやすくて使いやすいが一番。育てやすいけど、結局は使わずに終わってしまうんじゃ満足度が低くなってしまうから。もちろん育て難いは論外だ。さらにスーパーで買いたくなるものではないってこともポイント。そう考えていくと、バジルは家庭園芸向けにとても優れた植物だということが言えるのだ。


 それが証拠に、『どこでも楽しく収穫! パパの楽ちん菜園 育てやすい野菜&果樹&ハーブ ベスト30』でも、18位にランクインしている。


 スイートバジルとブッシュバジルのF4世代の今の様子をご紹介。

 その前にまずは両親から。

スイートバジル

スイートバジル

ブッシュバジル

ブッシュバジル


 スイートバジルとブッシュバジルの外観はOcimum basilicumという同じ種とは思えないほどの違い。まあもっとも、ブロッコリーとキャベツがBrassica oleraceaという同じ種なんだから、この程度では驚くに値しないかもしれないけれど。


 お次は、F4系統の写真をご紹介。両親とは似ても似つかない子孫が生まれてくるのが育種の醍醐味だってことが良く分かる。

ばらつく系統

ばらつく系統

もっとばらつく系統

もっとばらつく系統


 F4世代になっても、こんなにばらつく系統があったりする。

開花が早すぎる個体

開花が早すぎる個体

開花が早すぎる個体の花

開花が早すぎる個体の花


 両親よりも早く花が咲くようになってしまったりする個体も出現したりする。


 さらにこんな変わった系統まで現れたのだ。

正常な系統

正常な系統

葉がひっくり返る株

葉がひっくり返る株


両者の比較写真

両者の比較写真

葉がひっくり返る系統

葉がひっくり返る系統


 いったい葉を裏返したい理由は何なのだろう???

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